錦です。
まもなく登場と見られているComet Lake-Sの最上位モデル Core i9-10900Kのベンチマークスコアが流出しました。ソースは毎度おなじみ_rogame氏です。
今回流出したのは、Z490マザーに搭載されたi9-10900Kで、3DMark Firestrikeの結果になります。
Core i9-10900Kの仕様は以下のようになっています。
- 最大4.8GHzの全コアブースト
- 最大5.3GHzのシングルThermal Velocity Boost
- 最大4.9GHzの全コアThermal Velocity Boost
- 最大5.2GHzの Turbo Boost Max 3.0
- 10コア20スレッド
- DDR4-2933 2ch
Intelのi9-10900Kでは27536というスコアでしたが、AMDのRyzen 9 3900Xでは、30415というスコアになっており、3900Xのほうが5%高いスコアになりました。実際にクロックが高いのはIntelで、IPCが高いのがAMDということが明らかになった結果になりました。
Fire Strike (First result)
— _rogame (@_rogame) 2020年3月2日
AMD Ryzen 5 4600H with Radeon Graphics
6c/12T 3GHz base 4GHz boost
Physics score : 17466
For context
4800HS : 20970
10750H : 17921
4600H : 17466
4500U : 10042 pic.twitter.com/tsDs3XkojV
IntelのComet Lake-Sは依然としてSkylake系統のコアを採用しており、Ryzenが登場後コア自体のアーキテクチャの改善が含まれていないため、IPCは向上しておらず、IPCと微細化で勝負しているAMDに比べると非常にIntelが弱い事がわかります。
ただ、Intelとしてはクロックがある程度高いので、熱問題をどうにかすれば、Ryzen並の性能が出るはずです。今後、Intel 10nmのデスクトップCPUがCore S向けに登場するのか、はたまた7nmまで待たないと行けないのか。Intelの場合、クロックは高いので、IPCさえ上がってしまえばAMDにも勝るはずなんですがね、、、、どうもそうかんたんには行かない様子です。Cove系のTiger Lake-S・・・・。最近、Tiger Lake-Hの情報もあったから期待していしまいます。
AMDのRyzenというしっかりとした対抗馬が登場したおかげで、AMDもさることながら、Intelもなかなか性能向上の速度が早いですね。その速度は7700Kを不遇のCPUにしてしまうぐらい・・・・(泣)
Comet Lake-Sは4月に登場すると見られており、すでに初回に登場するSKUもリークされています。