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Cooper Lakeの供給は限定的、本命は後続のIce Lakeに

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錦です。

ServerTheHomeに、Intelからの公式の声明が掲載され、Cooper Lakeの供給についての発表がありました。

Cooper Lakeは、Cascade Lakeの後継となるスケーラブルプロセッサ(データセンター・推論向け)の開発コードで、Cascade LakeとIce Lakeの間のシリーズです。14nmで製造される次世代のスケーラブルプロセッサ製品群です。

Intelは、Cooper Lakeについて、Ice Lakeの需要もあり、かなり限定的な供給にすることを明らかにしました。

Cooper Lakeは今年上半期でのリリース、Ice Lakeは今年後半のリリースになるとしていますが、Cooper Lakeは当初の予定よりも限定的な展開になるとのこと。キャンセルされないのはCooper Lakeにもある程度の需要があるためのようです。プラットフォームでは、Cooper LakeがCedar Islandがサポートされ、Cedar Islandでは最大8ソケットに対応します。また、DL Boost Technologyやbfloat16命令セットがサポートされるため、AIを開発する企業や、深層学習などの市場においては需要を見込んでいます。

Ice LakeのプラットフォームはWhitleyになりますが、以前登場していた、Whitley向けのプラットフォームではCooper Lakeはキャンセルされ、Ice Lakeに一本化されます。Whitleyは2ソケットまでの対応であるので、8ソケットまでのサポートであるCooper Lakeはより高度な市場向け、Ice Lakeは現状4ソケットまでの対応のプラットフォームがあるAMDに対抗するプロセッサになると見られます。AMDがRomeで搭載できる最大のコアスレッド数が256コア512スレッドになるのに対し、最大8ソケットのCedar Islandでは448コア896スレッドになります。

2ソケット向けはCascade Lake RefreshでIce Lakeまで持たせるつもりのようです。