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Zen 4世代のEPYC「Genoa」は12チップレットで最大96コアになる ~ ソケットはSP5となって12ch DDR5に対応 128レーンのPCIe 5.0も

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錦です。

ExecutableFix氏によると、Zen 4世代のEPYC「Genoa」は12チップレット構成・96コア192スレッドになることなどがわかりました。

これは、おそらく最上位となるモデルになると見られます。ツイートの内容を少し書き起こします。

  • 96コア192スレッド
  • 12 メモリチャンネル
  • 128レーンのPCIe 5.0
  • 320W TDP
  • 400W cTDP Up
  • SP5ソケット(6096ピン)

96コア192スレッドというのはこれまでのCPUの中で最も多いコア数なのではないでしょうか。12チャンネルのメモリチャンネルということは、24レーンもDIMMスロットがあることになります。最大のメモリ容量はかなり大きくなるんじゃないでしょうか。また、PCIe 5.0にも対応するというのも特筆すべき点だと思います。

同氏の別のツイートには「Genoa」のパッケージのモックアップ写真があります。

現行のEPYCはパッケージが最大8コア搭載できるCPUチップレットを最大8基 搭載できるので、最大64コアになっています。このツイートの「Genoa」には、12基のチップレットが見えるため、チップレットあたりのCPUコア数が8コアであることに変更はないようです。8コア × 12チップレットで最大96コア192スレッドを実現しています。

また、ソケットが今回大きく変わる点です。RomeとMilanで採用されているSP3ソケットは4094ピンとなっていますが、新しいSP5ソケットは6096ピンとかなり大幅にピンの数が増えるようです。そのためソケットの形状も大きく変わり、正方形に近くなると予想されています。パッケージサイズも大型化することは必至でしょう。


今回メモリがDDR5となっています。これは、Genoaと競合するIntelの「Sapphire Rapids」も同様になっています。EPYCではDDR5のサポートがGenoaになる見込みです。同様にPCIe 5.0も対応。レーン数は128レーンとなっています。


チップレットの話題ですが、Zen 4でもチップレットあたりのコア数が8コアになっていることがわかりました。Ryzenのソケットやパッケージが変わらない限り、しばらくは16コア以上のコアはRyzen 9に期待できませんかね・・・。まぁ十分ですど笑

via VideoCardz