錦です。
Qualcommは、モバイル向けのオーディオテクノロジー「Snapdragon Sound」を発表しました。
この技術は、スマートフォン・ワイヤレスイヤホン・ヘッドセットなどのデバイス間でシームレスに没入型のオーディオを提供するように設計されている、オーディオイノベーションとソフトのスイートとなっています。
Snapdragon Soundは、最新のSnapdragoプロセッサやBluetoothオーディオSoC、aptX Adaptiveなどのコーディックを組み合わせて最大24bit/96kHzのHi-Fi音楽の再生をサポートしており、Qualcommのテクノロジー間での相互作用を最適化することによって、堅牢でシームレスなワイヤレスリスニング体験を提供できるように設計されているとしています。遅延についても、Snapdragon Soundは主要な競合他社より45%短い、89msのレイテンシを実現しています。
Snapdragon Soundの動作環境は以下のとおりです。
- Snapdragon 8シリーズ モバイルプラットフォーム
- Qualcomm FastConnect 6900
- Qualcomm QCC514x、QCC515x、QCC3056シリーズ Bluetooth Audio SoC
- Qualcomm Active Noise Cancelling(ANC)Technology
- Qualcomm aptX Adaptive, 24bit 96kHz 89ms latency
- Qualcomm aptX Voice super wideband voice
- Qualcomm Aqstic audio codec and smart speaker amplifier WCD938x and WSA883x
- Qualcomm Audio and Voice Communication Suite
Snapdragon Soundは、まずXiaomiとAudio-Technicaが採用を発表しています。また、AmazonとQualcommは提携してSnapdragon Soundに最適化されたハイレゾ音源を特集したプレイリストをAmazon Musicにて公開しています。
この技術を採用した製品は今年後半から登場予定で、対応した製品には以下のようなロゴが付与されるとしています。