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「Radeon RX 6700 XT」は「Radeon RX 5700 XT」よりもマイニング性能が大幅に低下

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錦です。

マイニングの情報を扱っているCrypto Mining BlogVideoCardzによると、先日発表された「Radeon RX 6700 XT」が前世代Radeon RX 5700 XTよりもマイニング性能が大幅に下回る事がわかりました。

Crypto Mining Blogによると、Radeon RX 6700 XTのハッシュレートは約43MH/sになっているとのことです。マイニングソフトのminerstatのデータベースによると、RX 5700 XTのハッシュレートは54.28MH/sになっていることから、大幅にマイニング性能が低下しています。

ブログでは、RX 6700 XTをマイニングに最適化することによって47~48MH/sまでマイニング性能が向上する可能性があると指摘していますが、それでもRX 5700 XTよりも低いことや、マイニング制限がついていないRTX 3060 Tiが通常設定で50MH/sのマイニング性能を持っていることを考えるとRX 6700 XTは最適な選択肢ではないでしょう。

ちなみになんですが、RTX 3060 Tiは最適化することによって60.21MH/sまでハッシュレートが向上します。


この記事を書くにあたって、ハッシュレートを一覧できるminestatのデータベースを初めて見たんですが、マイナーがCMP HXを導入してマイニング制限を導入することに反対する理由がよくわかりました。最もハッシュレートが高いRTX 3090が121.16MH/sものハッシュレートを提供するのに対してCMPの最上位である「90HX」は86MH/sしか出ないんですね・・。ちなみに、RTX 3080は97.88MH/sみたいです。あと、現在のGPUの中でRTX 3090に次いで2番目にハッシュレートが高いのはRadeon VIIで104.6MH/sになっています。多分これ、実際には電力あたりで割って比較すると思うんですが、どうなんでしょうか。ちょっとその部分疎くて。

参考:minerstat