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最大20コアの「Ice Lake-D」が計画中 ~ Ice Lakeベースのマイクロサーバー向けXeonラインナップ・LCCは8コア

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錦です。

リーカーの188号氏によると、IntelがIce LakeをベースとしたXeon Dラインナップ「Ice Lake-D」を計画しているとツイートしています。

Xeon D」シリーズは、マイクロサーバー向けのXeonラインナップになっていて、省電力向けのラインナップになっていて、Intelのサーバー向けラインナップの中ではAtomXeon E3の中間に位置する製品になります。Armベースのサーバーチップとの競合となる製品となっているローエンド向けの製品になります。

Ice Lake-Dは2種類のコアがあり、下位となるのは「Low Core Count(LCC)」と呼ばれるコア、上位となるのは「High Core Count(HCC)」と呼ばれるコアです。LCCは最大8コア、HCCは最大20コアになっているそう。これはすなわちIce Lake-Dの最大コア数は20コア40スレッドになるということになります。現行の最大コア数が16コアになっているので、コア数が増えることにもなります。

もちろん、Ice Lakeがベースなのでプロセスも10nmになっています。

また、メモリ仕様も強化されており、現行のラインナップ「Skylake-D」が、最大512GBのDDR4-2666にとどまっていますが、Ice Lake-Dでは最大1TBのDDR4-2933をサポートします。

登場時期については、そもそもサンプリング時期が今年後半となっておりまだ時間がかかることになりそうです。


個人的にはIce Lake-SPが登場したので次はHEDT向けのIce Lake-Xの登場が若干気になるところではあります。最近全く音沙汰がないんですよね。第11世代か第12世代のCore Xになるはずなんですが。あと、Xeon W-2000のラインナップが拡充されることを待つのみです(がiMac Proが終売になった今、需要はそれほど大きくはないんでしょうけど)。

via Tom's Hardware