錦です。
Ice univerce氏によると、Snapdrgaon 895と895+は4nmで製造されるもののファウンダリが異なることがわかりました。
Snapdragon 895 → Samsung 4nm
— Ice universe (@UniverseIce) 2021年7月4日
Snadragon 895+ → TSMC 4nm
ツイートによると、Snapdragon 895はSamsungの4nmで、895+はTSMCの4nmでそれぞれ製造されるとのことです。
Snapdrago 895シリーズは、Snapdragon 888の後継となるもので、今年年末に895が、来年夏頃に895+がリリースされるものと見られています。
Samsung製の問題点
SDM888では、Samsungの5nmを採用していましたが、発熱や高消費電力などの問題が発生しました。現在は一部のロットがTSMC 5nmでの製造に切り替わっており、TSMCと性能差や品質差が出ているとのこと。これはApple A9のときにチップゲートというなんで似たような問題が発生しました。
今年後半に商用利用として本格的に採用される4nmですが、TSMCの4nmはおそらくAppleによってその製造能力の全てあるいはほぼ全てを抑えられているため、QualcommはSamsungの4nmに頼らざるを得ません。来年夏頃にはTSMCのApple向けの独占製造状態も解消されるとみられており、そこでSnapdragonの製造が行われるのでしょう。
via Wccftech