錦です。
VideoCardzによると、CESでの発表が期待されている「GeForce RTX 3090 Ti」のクロックを含めた完全な仕様が明らかになりました。
仕様
VideoCardzの情報では新たにRTX 3090 Tiのクロックと単精度性能、そして電源の仕様です。
クロックは、ベースクロックが1560MHz、ブーストクロックは1860MHzとなっっています。RTX 3090 Tiは、省電力性を完全に無視して最大限の性能を引き出す系のGPUになっているので、ブーストクロックがRTX 30番台で最高、RTX 3080以上のGPUではベースクロックが最高となっています。
RTX 3090 Ti | RTX 3090 | RTX 3080 Ti | RTX 3080 12GB |
RTX 3080 10GB |
RTX 3070 Ti | |
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コア | GA102-350 | GA102-300 | GA102-225 | GA102-220 | GA102-200 | GA0104-400 |
トランジスタ数 | 283億 | 283億 | 283億 | 283億 | 283億 | 174億 |
CUDAコア数 | 10752 | 10496 | 10240 | 8960 | 8704 | 6144 |
SM数 | 84 | 82 | 80 | 70 | 68 | 48 |
RTコア数 | 84 | 82 | 80 | 70 | 68 | 48 |
Tensorコア数 | 336 | 328 | 320 | 280 | 272 | 192 |
ベースクロック | 1560MHz | 1400MHz | 1365MHz | 1440MHz | 1580MHz | |
ブーストクロック | 1860MHz | 1700MHz | 1665MHz | 1710MHz | 1770MHz | |
メモリ | 24GB GDDR6X |
24GB GDDR6X |
12GB GDDR6X |
12GB GDDR6X |
10GB GDDR6X |
16GB GDDR6X |
メモリバス | 384bit | 384bit | 384bit | 384bit | 320bit | 256bit |
帯域幅 | 1008GB/s | 936GB/s | 912GB/s | 912GB/s | 760GB/s | 912GB/s |
メモリ速度 | 21Gbps | 19.5Gbps | 19Gbps | 19Gbps | 19Gbps | 19Gbps |
消費電力 | 450W | 350W | 350W | 350W | 320W | 290W |
リリース状況 | 1月登場? | 発売済み | 発売済み | リーク | 発売済み | 2月以降 |
価格(米ドル) | 1,499ドル | 1199ドル | 699ドル | |||
価格(日本円) | 229,800円 | 179,800円 | 109,800円 |
仕様をまとめるとこんな感じ。クロックから求められた単精度性能は40 TFLOPSになるそう。
なんとなくこのえぐさをわかっていただきたい。
電源
あと、重要な仕様としては電源周りの話があります。電源は16pinコネクタになるらしい。話では12pinのPCIe 5.0電源になるみたいな話があったけどどうなんだろ。もし従来どおりの電源ピンなのであれば、PCIe 4.0接続なのかもしれませんね(実際この部分の情報は若干信憑性が謎だったし)。
あと、RTX 3090 Ti自体の消費電力は450Wとなっています。これはRTX 3090より100W高いものでシンプルに爆食いお化けです。そのためか、システム推奨電源の容量は1000Wを超え、過去最大になるよう。確かに、できるかはわかりませんけど、Threadripper 3990XにRTX 3090 TiのSLIとか組んだら、もはや家庭用の電源では耐えられないんでしょうね。そんな事する一般人いないでしょうけど(でもいるのがこの世界 こわいねぇ・・・)。
価格は不明
今の所価格は不明、おそらく、30万が定価で、店頭に並ぶ値段は40万円程度になるものかと。一歩間違えりゃQuadroですね。多分、クリエイティブ向けにRTX 3090 Tiを買うなら、NVIDIA RTX A6000買うほうが良いかもしれません。
NVIDIAの基調講演
NVIDIAの基調講演は、日本時間5日午前1時から開催される予定となっています。ここでは、RTX 3090 Tiの他、メモリが増加したRTX 3080 Tiやエントリ向けのRTX 3050、モバイル向けのRTX 3070 Ti/RTX 3080 Tiが登場する見込みです。