Nishiki-Hub

国内外のPC/PCパーツ/スマホ/Appleなどの最新情報を取り上げています

Microsoftは「Xbox One」シリーズの生産を2020年末に終了したと発表、SIEは2022年の時点で「PlayStation 4」の製造を増産したとの情報

f:id:doskokimeil127-dosd:20220114120252p:plain

錦です。

The Vergeによりますと、Microsoftは2020年末ですべてのXbox Oneコンソールの製造を終了したことをMicrosoftが明らかにしたとしました。一方、競合するPlayStationについてはBloombergが生産終了を見送った上、増産を決定したと報じています。

前世代コンソール

Xbox One及びPlayStation 4は共に、Xbox Series X/SとPlayStation 5の前世代に当たるコンソールです。登場時期も非常に似ており、生産スケジュール自体もかなり似通ったもののようです。

Xbox Oneが生産を終了した背景は、最新世代である、Xbox Series X/Sに注力するためであるとのこと。なお、2020年7月の時点で「Xbox One X」と「Xbox One S All-Digital Edition」の生産終了が発表されていますので、「Xbox One S」が生産終了し、これを持ってXbox Oneシリーズの廃止となったわけです。

一方、PlayStation 4PlayStation 5のワイヤレス用の安価な汎用チップの供給不足と、輸送コストが高くなっている影響でPS5自体が製造しにくくなっているため、今年だけで約100万台の増産を決定したとのこと。これは、ソニーのゲームエコシステムにプレイヤーをとどめておくためであると見られているとのこと。Bloombergが行ったソニーの広報への取材によると、PlayStation 4の生産を今年も継続することが確認され、そもそも生産終了する予定はなかったという回答が得られたとしています。

関連リンク

チッププロセス

PlayStation 4Xbox OnePlayStation 5とXbox Series Xというのは非常に似通ったスペックをそれぞれ持ち合わせています。これの理由は世代と登場時期が同じだからなのでしょうけど、ちょっと面白かったのでコラム程度にまとめます。

PlayStation 4Xbox Oneは、2013年に発売された世代。搭載されるプロセッサは共にTSMC 28nmで製造されるAMD Jaguar APUでした。これら2つの製品では共に競合し合ったため、発売前からハードの仕様として結構バチバチにやりやっていた様子。例えば、PS4は当初メインメモリには4GB GDDR5を採用する予定でしたが、メーカーサイドの意見も合っただろうけどXbox Oneが8GB DDR3を搭載していくることからコストはかかるだろうけど8GB GDDR5(+256MB DDR3)になりました。これによって帯域はXboxに比べて圧倒的に優位に立つことが出来ました(その後、Xbox One Xで12GB GDDR5が採用)。

現世代もPlayStation 5とXbox Series Xは相当競合していますよね。プロセッサはZen 2 + RDNA 2のTSMC 7nmで製造されるAPU。今度はメモリも同じく16GB GDDR6になりました。

個人的にゲームコンソー3強は、PlayStationXbox・Switchだと勝手に思っているので、この内の2つがこうやりあってるとちょっと面白いなぁとおもってまとめてみました。