錦です。
AMDは、低価格帯のラップトップ向けのAPU「Mendocino」を発表しました。
Mendocino
Mendocinoは、Zen 2 CPUとRDNA 2 GPUを搭載する小型のAPUです。Van GoghやPlayStation 5に搭載されたAPUと同じ構成を取りますが、Van Goghと同じくTSMC 6nmプロセスで製造されます。
製品ラインナップ的には、399ドル〜699ドルで販売されるWindows 11ラップトップあるいはChromebookに採用される製品となっています。
特徴的なのは、最大コア数が4コア8スレッドと控えめな点。前述の通り性能よりもコスパを重視した製品であることが伺えます。アーキテクチャがZen 2であるというのも廉価版を示す特徴です。
バッテリー駆動時間は10時間程度、あるいはそれを超えることを目標としています。具体的な強豪としては、Apple M1搭載のMacBook Airとか、IntelのAlder Lake-U9とかJasper Lakeとかそのあたりでしょうか。
まだ製品やこれ以上の詳細な情報は明らかではありません。Ryzen APUでは存在していない7Wや10WレベルのAPUとして登場するのかな?そもそもRyzenかさえも明らかではありません。Zen以降更新がないAthlon APUも気になります。この超省電力チップを埋めるブランドとしてAthlonが復活すると面白いのですが。