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JR西日本、大阪駅地下ホーム開業に伴うダイヤ改正の概要を発表 〜 梅田関空間が47分に・おおさか東線で大幅なダイヤ改正

出典:JR西日本

錦です。

JR西日本は9日、来年春に開業する大阪駅の地下ホームに伴うダイヤ改正を発表しました。その他のダイヤ改正についてはまだ発表されておらず、例年どおり行けば来週16日に明らかにされる見込みです。

大阪駅新ホーム

大阪駅新ホームは、東海道線の貨物支線を地下化した上で新たにホームを設置するという計画です。現在、東海道貨物支線を経由しており大阪駅に停車できない特急「はるか」「くろしお」がこの地下ホームに停車する様になるほか、2031年に開業するなにわ筋線の起点駅になるため、このホームまで南海電鉄の電車が乗り入れてきます。

大阪駅新ホームへつながる路線は大阪駅改札内で繋がります。先程から新ホームと強調している通り、このホームは大阪駅の一部であり、大阪駅北新地駅のような関係ではないことに注意する必要があります。

特急の乗り入れ

このホームには前述の通り特急はるか・くろしおが乗り入れます。

はるか・くろしおともに、新大阪〜西九条(通過)を除く区間で運行経路が変更なるわけではありませんが、大阪駅に停車するようになるのは嬉しいことです。

また、この改正によって大阪駅に停車する特急の本数が大きく増加し、7〜9時台に京都・草津方面から大阪駅に向かう特急がこれまでサンダーバード3本、びわこエクスプレス1本、スーパーはくと2本の計6本だったのが、はるか5本が加わることで11本二増加します(新大阪始発の特急は除く)。一方で、これまでなかった和歌山方面から大阪駅に停車する特急が7〜9時台だけでも8本設定されました。

その他、JRを使った大阪〜和歌山・関西空港間が特急によって所要時間が大きく短縮されます。これまで、関空紀州路快速で1時間7分だった大阪→関空が20分短縮の47分に、同じく1時間30分だった大阪→和歌山が33分も短縮の57分にそれぞれ変更されます。

なお、この改正によって、すべてのくろしおが西九条を通過するようになりました。

おおさか東線

おおさか東線も新地下ホームに乗り入れます。現時点で新地下ホームに乗り入れる唯一の普通電車になる見込みです。

乗り入れる電車は上下各67本、快速上下各4本乗り入れるとされています。これは、これまで新大阪まで行っていたすべての電車が大阪駅まで直通するということになります。これによって、おおさか東線の各駅から大阪駅へのアクセスが4分早くなり乗り換えも不要になりました。

公式に発表された所要時間と現行ダイヤを見比べたところ、おおさか東線での新大阪ー地下ホーム間は4〜5分程度と見られます。これを元に計算しますと、放出で東西線直通の学研都市線快速に乗り換えた場合、放出〜北新地が15分、放出〜大阪新ホームが21分程度となり、北新地から大阪駅近辺まで体感5分くらいで歩ける気がするので、鴫野や放出以南のおおさか東線ユーザーは使い分けが重要になりそうです。

直通快速がJR淡路にも停車し8両に

また、この改正によって直通快速も変更が加えられます。直通快速は、現時点では新大阪〜奈良をおおさか東線大和路線で結ぶ快速です。今回の改正でこの直通快速に変更が加えられています。

まず、前述の通り大阪まで乗り入れます。これによって奈良と大阪がおおさか東線経由でも繋がりました(じゃあ大和路快速天王寺経由奈良行とかになるのかな)。

その他、JR淡路にも停車するようになりました。おそらく阪急と乗り換えを意識したものと見られます。これによって直通快速の停車駅は、新大阪・JR淡路・放出・高井田中央JR河内永和久宝寺・王寺・法隆寺大和小泉・郡山・奈良となりました。

更に、直通快速の車両が変更になります。現時点では、クロスシートの8両としかされていませんが、少なくとも現在の207系321系から置き換えられることは確実で、おおさか東線はこれによって3扉車に統一されることになります。おそらく221系8両編成可と思いますが。

まとめ

今回の発表、何気におおさか東線の変更もあったりと楽しい内容になっています。おそらくもっと詳しいことが明らかになるのは、来週発表されるであろう全般のダイヤ改正の概要になることでしょう。

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