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ドン・キホーテ、「MUGA ストイックPC5」を正式発表! ~ Alder Lake-N・8GB LPDDR5・256GB SSDで4万円台

出典:ドン・キホーテ

ドン・キホーテは「MUGA ストイックPC5」を正式に発表しました。

不定期「気になるPC」

このシリーズでは、錦が気になったPCやスマホ、そして周辺機器について話していきます。

MUGAストイックPC

ドン・キホーテは2017年から同社の情熱価格ブランドからいくつかのパソコン製品を発売しています。最もメインストリームになっているのは今回リリースされた「MUGAストイックPC」シリーズです。MUGAストイックPCシリーズ以外にも「MONIPA」というAMD APU(Aシリーズ)を搭載したディスプレイとしても利用できるオールインワンPCを発売している他、UMPC「NANOTE」も発売していました。

現時点では、MONIPAと現行機種である「MUGAストイックPC4」は店頭在庫のみとなっており、販売終了が近づいていますが、MUGAストイックPCについては第5世代となる製品が置き換えるようです。

変更点

では変更点をみていきます。

大幅アップグレードのプロセッサ

プロセッサはAlder Lake-Nの「Intel N100」。Intel N100は、旧Celeron Nに相当する製品で、Atom系統のCPUとなります。

CPUには、最大3.4GHzで駆動するAlder LakeのEコア「Gracemont」を4基搭載しており、6MBのキャッシュも搭載しています。CPUの性能面でいうと、シングルが第6世代(Skylake)のCore i3程度、マルチ性能は第7世代(Kaby Lake)や第6世代(Skylake)のCore i5程度となかなかの性能を有しており、これをTDP 6Wで実現しているのでなかなかです。

GPUには24EUのUHD Graphicsが小規模で搭載されています。これはXe Graphics世代ですので、第10世代CoreのComet Lake-Uよりかは格段に性能がいいはずです。

動画編集などはできませんが、ウェブ会議などは快適とは言わずとも基本的に大きな問題なく利用できるのではないでしょうか。ネットサーフィンやYouTube視聴は快適でしょう。

N100システムは全体でも20W程度の電力ですので、かなり効率的でコスパもいいプロセッサといえるでしょう。

メモリが倍に

そして、メモリは4GBから8GBに。そして、メモリクロックは不明ですがLPDDR5にアップグレードされています。おそらく、Alder Lake-Nにアップグレードしたことによってメモリのグレードも上げなければならなくなったからこのような仕様になっていることが予想されますが、個人的にはメモリ8GBは驚きました。

メモリ価格が下がっているからこうできるのか、はたまたまじでドン・キホーテOEMが頑張ったのか。

N100とそして次に紹介するSSDと合わせて実用面に耐えうる製品となりましたね。

SSD

そしてストレージ。こちらも容量が倍増して256GBのSSDに。Alder Lake-NがeMMCを受け付けない仕様だったはずなので、こちらもプロセッサの影響かな。

ただ、SATAでも256GBのSSDと8GB RAMは実用的な組み合わせとなっています。

ディスプレイ

ディスプレイは、14.1インチのFullHD(1,920x1,080)液晶となっています。MONIPAはIPSでしたが、こちらはどうなのでしょうか。

USB-PDに対応した接続たち

基本的にセキュリティロックが右側にある以外は端子類が全て左側に集結しています。

物理接続系だと、HDMIとUSB-A(USB 3)、USB-C、電源ポート、3.5mmイヤフォンジャックが搭載されており、この内、USB-C端子は65WのUSB Power Deliveryに対応しています。今回なんと、USB給電に対応しているのです。これすごい。

基本システムでは30Wも消費しないと思いますので、65Wはかなりオーバースペックな気がしますが、まあ大は小を兼ねる理論で、出かければでかいほど良し。

バッテリー

バッテリーは7.6V/5000mAhのリチウムイオンバッテリー。充電時間が3時間で連続使用時間は約5.5時間です。

Wi-Fi 6に対応

そしてワイヤレス部分では、Wi-Fi 6に対応しています。そしてBluetooth 5.2にも対応しています。

普通のPC並のワイヤレスインターフェイスを有しているのは面白いですね。

機能の取捨選択

今回、やはり機能面や性能面が充実した関係で機能の取捨選択が行われています。まず、指紋認証microSDが廃止されました。さらに重量も200gほど重量級に。

OSはWindows 10 ProからWindows 11 Homeに。バージョンは新しくなりましたが、ライセンスはProからHomeになりました。

価格

価格は1万円値上がりして39,800円、税込み43,780円となっています。25%の値上がりはかなり大きいですね。しかし、その一方でMUGAストイックPCとしては実用的な性能となりました。

ただ、N100パソコンだと、特段安い価格かと言われればそうではなく、平均的な価格となってしまいましたね。

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