錦です。
AMDは、Ryzenthreadripper PROシリーズを国内で12日26日の午後7時から発売することを発表しました。
Ryzen Threadripper PROシリーズは昨年7月にOEM向けにリリースされたシリーズで、Zen 2ベースのRyzen Threadripper 3000シリーズからキャッシュを増やしたりPCIeレーンスを増やしたりメモリのサポートを大幅に拡張したシリーズになります。
コア数 | スレッド数 | ベースクロック | ブーストクロック | 合計キャッシュ | TDP | PCIe 4.0 レーン数 | 最大RAM容量 | チャンネル | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3960X | 24 | 48 | 3.8GHz | 4.5GHz | 140MB | 280W | 64 | 256GB | 4 |
3970X | 32 | 64 | 3.7GHz | 4.5GHz | 144MB | 280W | 64 | 256GB | 4 |
3990X | 64 | 128 | 2.9GHz | 4.3GHz | 288MB | 280W | 64 | 256GB | 4 |
3945WX | 12 | 24 | 4.0GHz | 4.3GHz | 70MB | 280W | 128 | 2TB | 8 |
3955WX | 16 | 32 | 3.9GHz | 4.3GHz | 72MB | 280W | 128 | 2TB | 8 |
3975WX | 32 | 64 | 3.5GHz | 4.2GHz | 144MB | 280W | 128 | 2TB | 8 |
3995WX | 64 | 128 | 2.7GHz | 4.2GHz | 288MB | 280W | 128 | 2TB | 8 |
この表はZen 2ベースのRyzen Threadripperシリーズのすべてのモデルです。末尾WXのモデルが今回発売されるPROシリーズです。
Ryzne Threadripperは、競合するIntel Xeonと比べてRAM・PCIeのレーン数という部分で仕様が劣っていましたが、Ryzne Threadripper PROでは小部分が大きく改良されており、PCIeレーンは128レーンになっています。また、RAMも最大2TBまでサポートされ、メモリチャンネルも8チャンネルに拡張されており、ECC UDIMMに加えて、RDIMMとLRDIMMをサポートされています。これらの仕様を見ると、ワークステーション向けのCascade Lakeよりも勝っている点があるように感じます。
一応PROモデルなので、フルメモリ暗号化機能やデバイス管理機能を搭載しています。18ヶ月間のソフトウェア安定性と24ヶ月の製品供給が保証されます。
via PC Watch
【追記】2021/3/3
AMDは12日からの発売を26日からに変更しました。
あれ、結局Zen 3ベースのスリッパってどうなったんでしょうか。Zen 3のEPYCの話はありますけど、スリッパの話題ってあんまりないですよね。コア数はまだ流石にこれ以上増えないでしょうが、ちょっと期待ですね。。。