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次世代Core Xは「Saphire Rapids」となりIntel W790チップセットとともに2022年第2四半期に登場 ~ Alder Lakeは今年第3四半期に登場し上位モデルは末尾Xの可能性

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錦です。

VideoCardzが、リークしたロードマップによると、次世代Core Xは「Sapphire Rapids」となり2022年代2四半期に登場することがわかりました。

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リークされたロードマップ(出典:VideoCardz

ロードマップによると、現行のCascade Lakeの後継となるCore XはSapphire Rapids Xとなっておいることがわかります。その下にはSシリーズの情報が載っており、Alder Lake-Sが2021年第3四半期に登場することが掲載されています。既出の情報では、10月に登場するという情報もあり、今年の年末までに登場するということに変わりはないようですが、その具体的な時期は定かではないということです。

Cascade Lakeなど、Core Xの伝統に沿ってCPUはCoreって言うよりかはXeonがベースになっています(そのXeonはCoreがベースになっているわけですが)。よって、Sapphire Rapids自体は第4世代スケーラブルプロセッサとして登場します。CPUの最大コア数などの詳細な仕様はわかりませんが、もしかしたら18コアを超えるCPUが投入されることになるのかもしれません。

Sapphire Rapidsは、Alder Lakeと同様に10nm Enhanced SuperFinを採用する製品となっており、Tiger Lake-B(S)を除くデスクトップCPUでは初めて10nmを採用する世代となっています。


VideoCardzは、Alder Lakeの上位モデルでは末尾Kではなく末尾Xを採用しているという噂を掲載しており、LGA-1700ベースのi9-1926XのようなSKUが登場するのではないかとも述べています。

ロードマップにはチップセットも載っており、Sapphire RapidsはW790と、これまでの付番方法とは異なる付番をされています。これはCore系統と数字を合わせるためであると見られており、700番台はAlder Lakeの後継である第13世代Rapotor Lakeの世代となります。これは、Raptor Lakeと同時登場を指している可能性があります(ただし、Raptor Lakeは来年末に登場するという噂あり)。そのうえ、Raptor LakeのIntel 700番台チップセット(Z790/H770/B760以下)とも互換性がある予定とのこと。ただ、ソケットがLGA-1700とLGA-2066以上で全く形状が異なることからこの話については続報を待ちます。

この話をまとめると、Sapphire Rapidsは第12世代(12000シリーズ)なのか、第13世代なのか(13000)は定かではなく、ソケット形状もわからないため、これ以上の言及ができないということになります。


対抗するAMDRyzen Threadripperですが、今年の夏から秋ごろにZen 3ベースのRyzen Threadripper 5000シリーズ「Chagal」がリリースされる見込みとなっており、Sapphire Rapids-Xと直接競合することになりそうです。

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