錦です。
Steam Deckのレビューが解禁されたようです。Gamers NexusとLinus Tech Tipsはレビュー用機を分解してYouTubeに投稿あるいはライブ配信のアーカイブが存在しています。
Steam Deck
Steam Deckに搭載されるプロセッサはAMD製のAerith APU。プロセッサの形態としてはSoCとなっており、16GBのLPDDR5メモリが搭載されています。この内1GBはvRAMになるそう。
ちなみに、Aerithは「Van Gogh」とも呼ばれており、Van Goghは他のRyzen同様画家の名前があしらわれています(製品名がAerithで、内部開発コードがVan Goghってことでいいのかな)。
Aerithの仕様は、3.5GHzで駆動する4コア8スレッドのZen 2 CPUと、最大1.6GHzで駆動する8 CU/512 CUのRDNA 2 GPUが搭載されています。Zen 2とRDNA 2という組み合わせ自体はPlay Station 5やXbox Series X/Sと同じ構成となっていますが、Aerithの方はモバイル向けということもありかなり規模は小さくなっています。
Steam Deckに搭載されるAMD SoCの詳細 〜 コードネームは「Aerith」GPUやCPU、RAMの詳細も明らかに - Nishiki-Hub
SoCの写真
実際にYouTubeの動画を見ていただければわかると思います。タイムスタンプ(1:18:14頃)もつけてAerithが写っているシーンを埋め込みます。
チップは台湾製=TSMCで作られているみたい。これは他のZen 2プロセッサと変わりませんね。
ダイサイズも小さめ。といっても4W~15W帯のプロセッサなのでこの大きさくらいが限界かなとは思います。熱設計については、チップ自体がかなりの量のグリスで覆われていてその上にヒートシンク。そしてファンへ熱を送っているようでした。ここはさすがゲーム機。SoCといえど排熱はファンレスではありません。
AppleとかのSoCを個人的に想像していましたが、RAMはロジックボード側につけられていてプロセッサと同じパッケージには搭載されていませんでした。
発売日
発売は2月25日から。ただし日本での販売日はまだアナウンスされておらず、まだ待つことにはなりそうです。
Steam Deckは、Windowsを別でインストールすることができ、一般的なパソコンとしてつかうこともできるそうです。詳しくは以下のエントリをご覧ください。
- ValveがSteamのゲーム機「Steam Deck」を発表 ~ Zen 2とRDNA 2のAPUを採用したハンドヘルド型ゲーム機 - Nishiki-Hub
- 「Steam Deck」でWindows 11を実行するためにAMDとValveが連携 ~ Valveの幹部「Win11で問題が発生することはまだ何もない」 - Nishiki-Hub
関連リンク
via VideoCardz